木材をはじめ、土や石など本物の素材の質感には不思議とパワーを感じるものです。
本物の素材は時間とともに古びていく中で、深みが増し、新しいものにはない美しさに変化していきます。
鈴木製板工場では自然素材を取り入れた、時間が経つにつれて風格を増す、アンティーク家具のように愛着を持てるような家づくりを目指しています。
◀無垢の床と、あらわしの梁や柱。アンティークガラスをはめ込んだ手摺。
年数が経つにつれて味わいが増しています。(写真は入居後4年目のころ)
室内にはわんちゃんネコちゃんがいるので、無垢の床はあちこちに傷が。でも、無垢だから補修も簡単。目立つような傷は紙やすりで擦り、あとは塗料を塗るだけ。(建て主の奥様、手慣れたものです!)
◀土間と天井はモルタル塗り、壁は漆喰塗りにした住宅。
シックな色合いですが、やわらかなテクスチャーで温かみのあるリビングです。
土間の床は、夏は涼しく、冬は薪ストーブの熱を蓄熱してぽかぽかに。わんちゃんも快適に過ごしているようです(^^)
地球温暖化を食い止めるためには、エネルギーをなるべく使わないで暮らせる「エコハウス」が求められています。
エネルギーをたくさん使う家は、石油などの化石燃料を多く燃やし、そこで発生するCO2が温室効果ガスとなって、地球を温めます。
●木造住宅はエコ住宅
木は成長する中で大気中のCO2を吸収しながら育っていきますが、木材に比べてコンクリートや鉄は、製造から解体までのエネルギーが、比較にならないほど大きなものなのです。さらに木材は、解体後も、古材として再利用したりチップ材にリサイクルしたり、バイオマス燃料としても利用できる、とってもエコな材料です。
木造住宅を長く、大切に住んでいくことはとってもエコなことなのです。
●断熱性の高いエコな住宅
次に、暮らしの中で使うエネルギーを少なくすることです。
消費したエネルギー(暖房・冷房・給湯・家電など)を、太陽光発電などで創ってZEH(ゼロエネ)住宅にるするのもひとつの考えですが、まずはその前に消費されるエネルギーを減らすのが先決です。
私たちの住む東北地方では、一般的な住宅では過半数が暖房エネルギーです。そのため、断熱性能・気密性能のいい家づくりは、消費されるエネルギーを減らす上でとても重要なのです。
◀断熱材充填状況
基本断熱グレード仕様
UA=0.5以下
※建物の間取りによって多少変わります
◀気密工事施工後
平均気密実測性能 C=0.8